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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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告別式のおよそ1時間前から、
会葬の方々が三々五々と式場にお越しになる。

受付が 親族・一般に分かれている場合、
来られた方に声をかけ、
該当の受付台に誘導する。

特に決まりがあるわけではないけれど
まず
「ご親族さまですか?」 と 親族を優先するような慣例。


「仏さまのいとこの子どもですねん」
「ワカヤマの兄嫁の弟ですわ」
「義理のなんとかの なんとかで」

事細かにに説明して下さる方が多い・・・彼らはみんな親族さま。


「もう兄弟同然に育ってきた幼馴染でね」
「おばさんには 子どものように可愛がってもらってなんとかかんとか」

彼らは一般。
受付でも記帳しながら 同じ話を繰り返す人が多い。
後で 喪主さまや親族にも 再度同じ話を(以下略)。

疑わしき場合は 親族側にあずけて
親族さまの判断にゆだねるのが無難。



そんな中
「いえ・・・まぁ・・・あの・・・」 と
目を伏せながら 言葉を濁す方がいらっしゃる。

たいてい離婚にともなう関係の方だと推測される。
配偶者とは離婚したけれど
仏さまにはお世話になっていた、
仏さまの配偶者だった、
親が離婚して疎遠になっているけれど、 など様々。


親族の誰かが気付き、
親族席に座るように促されて固辞したり、
固辞しきれずに 親族席の最後部に 少し離れて座ったり

明らかに不自然な挨拶だけして 一般席に座ったり
気付かれないようにしていたのに 見つかって
プチ親族会議が始ったり。


ここで尊重されるべきは
居心地が悪い場所に出向いてきた方の
" お別れをしたい" という気持ちに他ならず、
気付いてしまった親族としては
席を用意せねば、 とか
親族焼香の読み上げをどうしよう、 とか
精進あげ料理の追加などに右往左往する気持ちは理解できるけれど、
感謝の気持を伝える以外は 必要ないかと。

もちろん
「あんたなんかの焼香いらんわ!」 という感情論は問題外。


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プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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