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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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通夜のみ参加。
Mさん KNさん 私、 見習いのKさん。
曹洞宗。


献茶婦3人編成の場合、
1人がアタマ、
1人が二番手、
1人がお茶場、 と
完全に仕事を分担する。
当然 新人はお茶場仕事から覚えていく。
そして
見習いさんが入った、 ということは
私が教えるってことのようだ。
えー、 なんてこと。
私自身が見習いみたいなもんやんかー。

2回目だというKさんは、
かつての私がそうだったように
何をすればいいのかわからず
かといって
指示をされても 専門用語を知らないが故に
どうすればいいのかわからず
不安げで 的外れだった。


なので 金魚のフンのごとく一緒に行動した。
私だって見習いみたいなもん・・・なのだけど
彼女を見ていると
なんだかんだで いくつかのことは
身についているし
反応も早くなっていると実感した。



通夜式が終わり
通夜振舞いの席が落ち着くと
私たち献茶婦も 少しは落ち着く。

炊事場で立ったままお茶を流し込みながら
KNさんが 「しばらく辞める気ないやろ?」 と私に問うた。

頷くと
「これからは二番手やってもらうことも増えると思うねん。
見習いさんが入ってきたら
今日みたいに教える立場にもなるってことな。
この仕事、 性格でも向き不向きがあるけど
アナタは 仕事の覚えも性格的にも
ちゃんとやっていけると思うんよ。
だから自信持って。
次のことも どんどん覚えて。」
と 一気に言われた。


こんな風に言われたら またがんばることができる。
我ながら単純。
ええやんね。


☆お寺さんがそのまま帰る場合、 車までお見送りする。

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画・構成:木月けいこ
原案:にわ晃子
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プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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