与太話

どうやらここのところ暇な模様｡
待機はしているけれど お声がかからない｡


なので ちょいと与太話をば｡


出向く会場が 家の近くということも時々ある｡
永らくこの地で暮らしているので
知合いに遇う確率は高い｡
嫁いだ友達でも 祭事になると戻ってくることも多いだろう｡
とはいえ 実際には まだ遭遇したことはない｡
１人だけ ｢見かけた｣ことがある｡

ある会館で 私は告別式に出ていた｡
別のフロアでは 通夜の準備が始まっていた｡
親族さんも三々五々に集まってきている｡
その中に 見覚えのある顔があった｡

その顔を見た瞬間に 心の中がざわっとした｡
誰だっけ･･･
ひっかかるもののしばらく思い出せなかったのだが
エレベーター前の喫煙所で
煙草を吸う姿を見て思い出した｡


大学受験が終わり､ 卒業式を待つ間､
初めてのバイトをした時の上司｡
直属ではなかったのに なついていったのは私だ｡
いわゆる元カレ。


結果として苦い経験｡
彼にとっても私は楽しいネタではないはず｡
お互いが砂を噛むような感触を味わった｡
わずか数週間のこと｡


今の彼の背景を知らないし
楽しい思い出でもないし
今まで交わることもなかったんだし
わざわざ接点を作ることもないか､ と
迷った挙句 声をかけるのはやめた｡

これで良かったんだろうな｡ うん｡