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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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久しぶりの会場M。
ここでの式は 派手ではないけれど
おごそかに故人を送る雰囲気があって
とても好き。

浄土宗。
通夜・告別式共に。
通夜は NさんとNOさん、
告別式は NさんとWさん。



通夜式で故人の奥様が萌葱色の紋付無地を着ておられた。
式で色無地は 初めて見たのだけど
これが素敵!

Nさんによると 地方によって
通夜は色無地が多いところがあるとのこと。



私自身が通夜式に出る時は
・・・きっと幾度となく機会はあるだろうが
季節と天候さえ許せば 色無地で行くわ。


この奥様は とても品の良い方だから素敵だったのかも。
なんせこの日は 控え室前で脱がれた靴が
男性用で ジョン・ロブ テストーニ フェラガモ リーガル ダンヒル ワシントン、
女性用で セルジオ・ロッシ ロエベ フェラガモ ブルーノ・マリ・・・
どれもこれも 履いてりゃ一様に黒靴だけど
脱ぐことにも価値のあるシロモノがとても多かった。
・・・というより 皆様 「ちゃんとしたモノ」を
着用していただけなのね。


ドレスコード、 私は楽しみながら守る方。
茶道をやっていたからか
形や形式優先に見えることでも
決して形だけではないと あらゆる所で思う。



故人に最後の別れをするのに
要は気持ちなんだから
服装なんて どうでもいいといえばいいのだけど


黒やったら ええんか? と
突っ込みたくなるようなシースルードレスや

大事にしまこんでいたが故に劣化して
歩くたびに そこらに落ちる靴底のクズを掃除していると

ちょっとね、 思うところもあるわけよ。


難しいところでは 女性のバッグ。
流行があったり
喪用にしつらえたものは 実用性がなかったりするのだけど
メインカラーが黒、 というだけの
グッチやコーチ(とても多い) は いかがなものかと。
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気持ちと形
気持ちさえあれば形なんてどうでもいいのだろうか?
そうではないと言い切れる
特に葬儀においてはその形が重要であると言える
お寺に言わせれば、遺体と本尊と香鉢があれば葬儀はできる
葬儀社に祭壇を頼む必要はない
と言われる
しかし、それで本当の儀式ができるのだろうか?
気持ちも大切だけど、一つの形も必要
服装でも同じである
遺族親族の服装もさることながら、それにかかわるスタッフの服装は本当に大切
決められた制服をキチンと着こなし、爪の長さ、髪の色から、靴の手入れまでキチンとしたこなしをしてもらいたい
まだまだ、業界の中には茶髪、厚化粧、乱れた服装、ややこしい靴下、ペッタンコの靴など身だしなみがなってないスタッフを使っている葬祭業者が多いようだけど、気持ちがあるならば服装は自ずと整うと信じている

電車に乗っていたり、街を歩いていたりすると「見るからに献茶」と思われる人達に出くわすことがあるけど、それは決して格好のいいものではない
気持ちも形も大切に考えてもらいたい


2006/05/28(Sun)16:59:32 編集
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献茶婦
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