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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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5月に入ってからこっち、 とてもヒマだった。
気候が良くなるとヒマになる、 という業界の噂は本当だった。


久しぶりに入ると
誰に会っても 「久しぶり~」 と言われるのだが
数人から
「辞めたんじゃないかと思った」 との言葉を。


まだまだ辞めるつもりはないけれど
あまりに不安定なのは 困るなあ。


それよりも困るのが
まだ 仕事を覚えている段階なのに
間が空くと
色んなことが すっかりリセットされている
自分の能力だったりする。
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暇な時
5月からしばらくは比較的暇な年が多いことはこの業界の例年のこと
そのために葬儀社が2班に分かれたりして社員旅行に出かけたりするのも少なくない
また、10年ほど前から東京において業界最大の展示会が行われるのも大体この頃である(ちなみに今年は6月27.28日)
そして、業界では2万人が合格している「葬祭ディレクター試験」も5月申し込みで9月に試験がある

暇な時を利用して勉強をすることは大切である
忙しいときにはできなかったことを暇なときに必ず片付けておく
それがこの業界で生きていく一つの考え方

細かいことで言えば自分の用事も仕事がないときに済ませておくこと
「明日は用事があるから仕事に入れません」というような人物はこの業界では長続きしない
用事というのは仕事がないときにするものであって、仕事を断ってまでしなくてはならない用事や約束ごとはしないこと
家族や友達との約束もいつでも「予定は未定」で期待してもらわないことが大切である
3年も続ければ向こうがあきらめてくれる
約束を断っても「最初からあてにしてなかったから」と言ってもらえるようになったらプロとして認めてもらったことになる

葬儀社においても同じ
忙しい時にできなかったことを暇な時に確実にこなしておくことができたところだけが生き残る
暇になると遊んでしまいがちだけど、倉庫の整理や書類の整理、病院営業や拡販宣伝広告、勉強会など様々な仕事をしなくてはならない

「暇な時に何ができたかで葬儀社の3年先が決まる」と言っても過言ではない
したがって、今暇な葬儀社は3年前に何もしてこなかったのか仕方が間違っていたということ
今忙しい葬儀社は3年前にした成果が出ているだけだから言い換えれば3年前のお客様をこなしているに過ぎないと言うこと

「暇な時に何ができるのか」

それが一番大切である

2006/06/08(Thu)08:30:14 編集
あ様へ
いつもありがとうございます。

この業界で しばらく頑張るつもりでいても
暇な時期は 他の収入源も確保したいというのが
正直なところです。

本人の努力が最重要とはいえ
経験値そのものがあがらないと
戦力としては弱いのが なんとももどかしい。

ところで あ様、
ご自分でブログやHPをお持ちではないでしょうか?
コメントをいただいては
その見識の深さに感服しているのですが
業界について 一歩踏み込んだ話や
ご自身の考えが ひとつにまとまっているなら
是非とも拝見したいので
宜しければご紹介いただきたいです。
acco 2006/06/10(Sat)22:41:38 編集
acco様へ
私はこの業界に20年以上しがみついていきてきました
途中、時代の流れによって様々な変遷をみつめてきました
「考古学」を勉強する意味はわかりますか?
それは人類の過去を知ることによって、この人類は将来をどのように生きていけばいいのかを見つけ出すところにあると言われています
その観点からすれば葬祭業界の歴史を学ぶことは非常に大切だけど、それを必ず将来に結びつける決意も必要になってきます
それには、「この業界が自分に適している」もしくは「この仕事が何より楽しい」という気持ちをもっていただくことが重要だと思っています

収入が少なくなるこの時期は本当に大変ですね
それはよくわかります
私の知っている人は「それでもこの仕事を続けたい」との気持ちで、仕事に負担がかからないようにアルバイトをしていました
そのアルバイトとは、深夜の牛丼屋
献茶の仕事をしていても9時に通夜が終わって家に帰り、晩ごはんの支度をしてから牛丼屋に出勤し、朝7時までアルバイト その後、葬儀の現場へ向かうと言う生活でした
献茶の仕事がない日は家出睡眠休暇をとったりして
そこまでしても「この仕事に残りたい」との気持ちで働きました
その人は今では通夜葬儀あわせて月に50回程度は仕事に入っています
自ずと収入のわかりますよね
今では牛丼屋も辞めて、この仕事1本で生計を成り立てています

ところで、私はもともと葬儀社の側の人間であり、「献茶の業界」からみればお客(お店)側の出身の人間です
正体をあまりみんなには知られたくないのでハッキリとはかきませんが、顧問先の葬儀社を持っている者です
しかし、数年前にそんな彼女たちと知り合い、「その頑張りを絶対に無にしてはならない」との決意の元、その仕事を増やす手伝いをしてきました
その中でいろんなことが見えてくるのです
希望的なこともありますが、悲観的なことも多いです
あなたが「年を重ねても・・・」と最初に書いておられましたが、献茶婦のシステム自身が不安定要素であることは否定できません
現金至上主義の関西圏でしか存在できえないこのシステムはこのままではやがて崩壊するでしょう
今、税務署が狙っているのはこの部分からの葬儀社の切り崩しですから

そんなことはさておき、前述の通り、世間にさらされるこの場では連絡先等は記載できません
もし、知りたいのであれば何らかの方法をお考え下さい
ちなみに私はあなたのブログの存在を知ったのはgoogle検索で「献茶婦」と入れて検索した結果、上位に上がっていたからです
その中にもしかすると何かヒントになるものがあるかも知れませんね

私の本音は「あなたのような人材にはこの業界に残って欲しい」と言う部分です
そのために毎日更新してあるかを確認させていただいています
あなたさえ良ければ何らかの方法で連絡いただければアドバイスをはじめお手伝いします
2006/06/11(Sun)04:07:39 編集
あ様と同じ。。。
「私の本音は「あなたのような人材にはこの業界に残って欲しい」と言う部分です
そのために毎日更新してあるかを確認させていただいています 。」
おこがましいようですが。。。同じ思いで更新を楽しみにしています。
あ様のコメントも。。。
ぷれま 2006/06/17(Sat)09:08:57 編集
ぷれま様へ
はじめまして。
更新を楽しみにして下さる方がいると 励みになります。
なんだかんだと愚痴りながらも
愚痴的理由で逃げ出すようなことはないでしょう。
家庭の事情や雇用主の理由で
存続不可な事態はあるかもしれませんが。
ぷれま様も同じ業界の方でしょうか。
あ様同様、 ご指導いただけるとありがたいです。
【2006/06/17 21:41】
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にわ晃子(acco)
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非公開
職業:
献茶婦
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阪神間で動き回っています。
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