そんな日もある

宗派は臨済宗
おねえさんは YさんとMさん｡


その日 空回りしていたのは 私だけじゃなかったのかもしれない｡
私が出たのは10:30始まりの告別式で 献茶は３人｡
12:30 始まり､ 献茶３人の式も控えていて
更に 安置室にも仏様が一体｡
安置室では ご遺族がずっと付き添っていらした｡
更に 私が出た臨済宗の式は お寺さんが３人､
うち一人は 初七日まで会館に残る予定｡
会館の人口密度は とてもとても高かった｡

朝早い告別式というのは 私たち献茶を含むスタッフがばたばたするだけでなく
泊まられた家族さんもばたばたするもの｡
起きたらすぐに準備をしなければならず､
そんな時に限って ストッキングが破けただの
礼服のボタンが取れただの･･･
遠い親戚の到着が これまた早すぎて 右往左往してみたり｡
たいてい 遅れちゃいかん､ と 遠くの親戚ほど 早く到着するものなのよ



その葬儀社では 献茶は開式2時間半前集合｡
つまり 12:30 始まりの式に出る献茶婦は 10時前にならないと来ないのね｡
だけど 会館での1泊は 告別式というイベントを前に
そうそう落ち着いて朝寝坊できるわけもなく､
何時に開式だろうと 8時半にもなれば たいていのご家族は 少々目が血走っていても
しっかり人様の前に出る状態になっていることが多い｡

何が言いたいかというと
次の式の献茶さんが来るまで､ 先の式の私たちに
いろんな要求が来るということなのだな｡
次の式の担当社員も ｢ちょっとごめん｣ と言いながら
ちょくちょくなんだかんだと声をかけてくる｡


私の体は一つしかなくて
手も二本しかないんです､ すみません！
･･･とは言えないので 可能な限りは応えようとするのだけど
本当はアレしなきゃいけないのにぃ～､ なんて時には
集中力がない｡


凡ミス オンパレード｡


不況がこれだけ続くと それが普通じゃないかと思う｡
高校の必須科目の未履修がこれだけ多いということは 必須科目の設定が
既に高校のあり様とズレているのではないかと思う｡
いじめ自殺が多発する中で ｢いじめはいけない｣ なんて 戯言だと思う｡
ヘマもこれだけ量産すると 能力以前に
ニホンゴワカリマセーンな人じゃないかと思う｡


この会館は 最近 専属の献茶さんが１名いて
彼女ってば 人のアラを探すことに素晴らしい才能をお持ちでいらっしゃる｡
自分のミスを棚にあげるつもりはないけれど
私がミスする度に 目をあげると･･･いてはるんだなあ･･･
ちっ･･･



おそらく 得意の｢あのコ､ 使えないわ｣が出たのだろう｡
一頃から担当者が 何かとフォローして下さった｡



帰り､ 車で来ていたMさんが 徒歩数分の駅まで送ってくれると言う｡
信号待ちを入れて 数分｡
降り際､ ｢何かと間が悪いことってあるねん｡ また頑張ろうな｣ とMさん｡
きっと それだけ言いたくて乗せて下さったんだろうなあ｡
ありがとう ありがとう｡




☆ 料理の数は最終確認をすること
☆ 棺台持って､ と言われたら それを持ち去ってはいけない
☆ 言った ｢つもり｣ にならないこと｡
☆ いろんなトコに ｢忘れ物｣ をしない
☆ あぁもう書いてられない･･･