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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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私が出た式ではないのだけど。


街で指差し (●●家告別式場△会館☆☆葬儀社、 等 表示してある捨て看板 その場所を示すベクトルに指が使われていることが多い) を見つけると
つい見てしまうのだが
その日 見つけたものには 『○○家密葬式場 ※※寺』 との表示が。
同じ指差しは近隣にいくつもあり、
その※※寺の正門には 仰々しい木の看板も出ていた。


密葬、 という言葉は
内密に行われる葬儀、 というイメージではないだろうか。
少なくとも私はそう思っていた。
家族葬も密葬も 呼び方が違うだけで 規模としては似たようなモノではないか、 と。

ところが、 あまりに大々的な 『密葬』 の看板に
少々疑問を抱いて調べてみると
密葬というのは 近親者のみの密やかな葬儀とか
時には 儀式すら行わずに火葬場に直行する形態でも使われるようだけど
「後日本葬を行う」 ことを前提とした葬儀、 というのが
本来の密葬の定義らしく、
著名人や財界人など 「お別れ会」 「社葬」 と
セットになっていることが基本とのこと。


その日、 ※※寺の周りは国産高級車・英国高級車のオンパレードで
ほぼ例外なく運転手がついていた。
寺の正門の看板には 故人のフルネームが表記されており
私でも名前と会社がセットになる方だった。


家族葬や それに類する密葬だと
献茶婦が出動することはなく、
このような大々的な密葬は 残念ながら経験がなかったわけだけど。

葬儀業界に携わって1年余り。
知らないことは まだまだ多い。
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プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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