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あるおねえさんが言った。
この仕事って
旅行や病気で休んでも仕事溜まってへんし
日々 場所も担当者も献茶仲間も宗派もお客さんも違うから
退屈もしないし マンネリもないし
例えば イヤな人がいたとしても
通夜と当日(告別式)の二日やり過ごせばいいだけやし。
ええ仕事よねぇ。
激しく同意。
「ええ仕事」 だと思う要因は 他にもあるけれど。
なのに私の後に入ってきた新人さんは
ほとんど見習い期間中に辞めてしまっている。
半年経過した中で 残っているのは一人だけ。
そういえば おねえさんの中で1年以内の先輩は2人しかいない。
定着率が悪い、 ということだな。
この仕事って
旅行や病気で休んでも仕事溜まってへんし
日々 場所も担当者も献茶仲間も宗派もお客さんも違うから
退屈もしないし マンネリもないし
例えば イヤな人がいたとしても
通夜と当日(告別式)の二日やり過ごせばいいだけやし。
ええ仕事よねぇ。
激しく同意。
「ええ仕事」 だと思う要因は 他にもあるけれど。
なのに私の後に入ってきた新人さんは
ほとんど見習い期間中に辞めてしまっている。
半年経過した中で 残っているのは一人だけ。
そういえば おねえさんの中で1年以内の先輩は2人しかいない。
定着率が悪い、 ということだな。
先日 友人が通夜に出かける前に
簡単に弔事マナーについて聞きたい、 と 連絡があった。
聞くと 昔 お世話になった方が亡くなったとのこと。
50代で突然死、 現役の商売人、 ちょい不良・・・規模は大きそうな予感。
通夜の様子の報告を頼んでおいた。
予想通り 規模は大きかったようだ。
人数の確認は出来なかったけれど (当然だろう)
通夜振る舞いの寿司桶は 40個だと聞きかじったとのこと。
献茶婦は8人。
6人は六星占術のあのヒトと同年代、 2人は少し若め
でかいなあー。
簡単に弔事マナーについて聞きたい、 と 連絡があった。
聞くと 昔 お世話になった方が亡くなったとのこと。
50代で突然死、 現役の商売人、 ちょい不良・・・規模は大きそうな予感。
通夜の様子の報告を頼んでおいた。
予想通り 規模は大きかったようだ。
人数の確認は出来なかったけれど (当然だろう)
通夜振る舞いの寿司桶は 40個だと聞きかじったとのこと。
献茶婦は8人。
6人は六星占術のあのヒトと同年代、 2人は少し若め
でかいなあー。
「ねぇ 通夜以外で夜 飲みに出てこれる?」
ある日 某おねーさんが私に問うた。
・・・出られるかどうか以前に 興味ないって。
でも この辺オトナなので その場で断ったりはしない。
日によってはどうにかなるかもしれない、 と言いつつ
最終的に 断るつもりで。
ある日 某おねーさんが私に問うた。
・・・出られるかどうか以前に 興味ないって。
でも この辺オトナなので その場で断ったりはしない。
日によってはどうにかなるかもしれない、 と言いつつ
最終的に 断るつもりで。
八百万の神が出たので。
少し前、 幸福の科学葬に出た時、
献茶婦としては初めて斎場に同行した。
分骨をする為の 二つの骨壷 (ORマークの特製) が大き過ぎて
担当者が一人で持てない、 というのが 同行の理由
斎場という場所は 宗教の坩堝。
横に並ぶカマの前で
あらゆる宗教が 横並び かつオープンに
それぞれの様式で 死者に引導を渡す。
わずかな時間差はあるけれど。
この時、 幸福の科学葬。
既に記憶に薄いのだが ここでも経典を朗読。
やはり 目立ち度抜群。
サラウンドな角度から視線を感じる・・・
数個離れた他のカマの前のご遺族数人が
涙を拭きながら こちらをチラ見していたのが印象的。
高らかに鳴る ちょっとセレブな響きの鈴。
おごそかに棺はカマの中へ。
宗教宗派に関わらず ご遺族はただひたすら哀しくて。
そこに 次の一団が。
宗派はわからない。
袈裟を着た僧侶が おりんをチーン、 チーン、 と鳴らし
その後ろに ご一行様が しずしずと。
不謹慎ではあるけれど 正直な感想を言おう。
あの場は なんだか節操がない。
もっと言うなら 情緒がない。
儀式としてのスタンスと
作業としてのスタンスと
ご遺族の感情と
これらが相容れないのは当たり前だと 開き直った場所、 それが斎場。
だけど。
斎場に行く前に 「最後のお別れ」 で 感情的にクライマックスを迎え
少し冷静に 現実的な場所で 棺をカマに入れる、 というのは
きっと人情として理に叶っているのだろう。
だって 斎場でカマに入る直前に 感情のクライマックスを迎えたら
遺体を焼く、 という事実が 辛くて辛くて仕方ないもの。
宗教が原因で血を流しても平気な方たちなら
「仏陀を信じるヤツを焼いたカマで 兄弟を焼くのはイヤだ」 とか
言い出しかねんな。
そういう意味で 日本人の宗教観というのは
やはりどこか徹底していない。
あっちの神もこっちの仏もウェルカムなゆるさがなんとも(以下まとまらず)
書いていて思い出した話。
東ヨーロッパの人たち (ロシアン・カトリックが多い) に
日本の寺院にいるカミサマ(仏様も含まれる)は
何故 みんな怒った顔をしているのか、 と尋ねられて困った記憶が。
仁王様や阿吽の像、 不動明王を指しているのだけど。
菩薩様でも マリア様のような微笑みとは違うものね。
少し前、 幸福の科学葬に出た時、
献茶婦としては初めて斎場に同行した。
分骨をする為の 二つの骨壷 (ORマークの特製) が大き過ぎて
担当者が一人で持てない、 というのが 同行の理由
斎場という場所は 宗教の坩堝。
横に並ぶカマの前で
あらゆる宗教が 横並び かつオープンに
それぞれの様式で 死者に引導を渡す。
わずかな時間差はあるけれど。
この時、 幸福の科学葬。
既に記憶に薄いのだが ここでも経典を朗読。
やはり 目立ち度抜群。
サラウンドな角度から視線を感じる・・・
数個離れた他のカマの前のご遺族数人が
涙を拭きながら こちらをチラ見していたのが印象的。
高らかに鳴る ちょっとセレブな響きの鈴。
おごそかに棺はカマの中へ。
宗教宗派に関わらず ご遺族はただひたすら哀しくて。
そこに 次の一団が。
宗派はわからない。
袈裟を着た僧侶が おりんをチーン、 チーン、 と鳴らし
その後ろに ご一行様が しずしずと。
不謹慎ではあるけれど 正直な感想を言おう。
あの場は なんだか節操がない。
もっと言うなら 情緒がない。
儀式としてのスタンスと
作業としてのスタンスと
ご遺族の感情と
これらが相容れないのは当たり前だと 開き直った場所、 それが斎場。
だけど。
斎場に行く前に 「最後のお別れ」 で 感情的にクライマックスを迎え
少し冷静に 現実的な場所で 棺をカマに入れる、 というのは
きっと人情として理に叶っているのだろう。
だって 斎場でカマに入る直前に 感情のクライマックスを迎えたら
遺体を焼く、 という事実が 辛くて辛くて仕方ないもの。
宗教が原因で血を流しても平気な方たちなら
「仏陀を信じるヤツを焼いたカマで 兄弟を焼くのはイヤだ」 とか
言い出しかねんな。
そういう意味で 日本人の宗教観というのは
やはりどこか徹底していない。
あっちの神もこっちの仏もウェルカムなゆるさがなんとも(以下まとまらず)
書いていて思い出した話。
東ヨーロッパの人たち (ロシアン・カトリックが多い) に
日本の寺院にいるカミサマ(仏様も含まれる)は
何故 みんな怒った顔をしているのか、 と尋ねられて困った記憶が。
仁王様や阿吽の像、 不動明王を指しているのだけど。
菩薩様でも マリア様のような微笑みとは違うものね。
まず我が家のことを。
詳細は避けるが 我が家の宗派は禅宗の一派である。
宗派を強く意識したのは 近しい者が亡くなった時で
それまで私は 直系の身内の葬儀を経験したことがなかった。
盆時期にお寺さんが来られてはいたが 特に意識はしていなかった。
父方にまつわる法事は 本家のある地方で
本家が仕切って行っていた。
初詣には 近所の氏神様にお参りをし
えべっさんでは笹を求め 厄年には厄神さんへ。
子ども時代は七五三で千歳飴、 地蔵盆では駄菓子、
誕生日とクリスマスにはケーキを。
おそらく今の日本では 最も一般的な宗教観を持つ日本人だろう。
捻りとして、
母は 長年ミッション系の学校にいたせいか 思想がカトリックで
家族に怪我人や病人が出た時には 数珠ではなくクロスを握って祈っていた。
私は 大学だけキリスト教学が必須教科な学校だったがそれだけだ。
聖書は 読み物として好きではあるが。
詳細は避けるが 我が家の宗派は禅宗の一派である。
宗派を強く意識したのは 近しい者が亡くなった時で
それまで私は 直系の身内の葬儀を経験したことがなかった。
盆時期にお寺さんが来られてはいたが 特に意識はしていなかった。
父方にまつわる法事は 本家のある地方で
本家が仕切って行っていた。
初詣には 近所の氏神様にお参りをし
えべっさんでは笹を求め 厄年には厄神さんへ。
子ども時代は七五三で千歳飴、 地蔵盆では駄菓子、
誕生日とクリスマスにはケーキを。
おそらく今の日本では 最も一般的な宗教観を持つ日本人だろう。
捻りとして、
母は 長年ミッション系の学校にいたせいか 思想がカトリックで
家族に怪我人や病人が出た時には 数珠ではなくクロスを握って祈っていた。
私は 大学だけキリスト教学が必須教科な学校だったがそれだけだ。
聖書は 読み物として好きではあるが。
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