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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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暑い暑いと毎日のように 誰もが言っているけれど
この猛暑の最中に私は言う。
夏の方が好きだ、 と。
寒いのは イヤだわ。
冷え性ではないけれど 極度の寒がり。
要は 対応能力の問題で 暑さを捌ける体を持っているということだろう。


「これだけ暑いと 会葬者で倒れる方も出るでしょう?」 と
つらっと聞いてみた。
すると 出るわ出るわ 倒れた話。
出るんですってよ、 奥さん。
某ホールの2階。
誰もいないはずなの2階に エレベーターが停まったり
がたん、 と音がして見に行くと
音のするようなモノは何もなかったり・・・


オカルトな話といっても まぁ こんなもん。
祭壇や 親族一同など 写真を撮ることも多いのに
「何か」 が写ってる、 なんて話も聞かないし。
「見た」 なんて話も 『誰が』 の部分が 常に正体不明だし。

献茶婦の中には
このオカルトがダメな人が結構いる。
「やめてー、 そんな話」
「そんなん ほんまに見たら もう仕事できへん」 と
体を震わせている。
高度なギャグかと思ったら 本当のようだ。
彼女たち、 ある意味 物凄く体張ってるワケだ。



死は 誰もがいつかは迎える自然現象。
なのに 「忌」 と呼ばれ オカルトの格好のネタとなる。
不安が恐怖に化ける わかりやすい例なのだろうなあ。


私自身は 映画で言うと
スプラッタは嫌いだけど オカルトはOK。
エクソシスト・ビギニングなどは 感動すら覚えたクチ。
金縛りは 思春期に頻繁に経験したけれど
大人になって 頻度が減ったことを
「面白くない」 と 言うクチ。
金縛りの科学的な側面の方が興味あるし。


死後の世界というのは
余程いいところなのでしょうなあ。
誰も 戻ってきた者がいないのですから。


この仕事を始める前に聞いた この法話、 大好き。
その日の宗派は一応伏せておこう。

お寺の葬儀。
亡くなられたのは 先々代の住職の奥様。
住職の奥様を 坊守 と呼ぶと 初めて知った。
お寺の奥様を 「大黒様」 と呼ぶのを聞いたことがあったのだが
宗派や地方に よるのだろうか。

調べてみると
この宗派では僧侶の奥様をこう呼ぶとのこと
他では 梵妻 (ぼんさい)、 あるいは 大黒 (だいこく)



葬儀というものは
各宗派の死生観・世界観にのっとった宗教儀式、 という概念があるので
お寺の関係者が亡くなって 葬儀社が入る、 というのは
私の中では軽く あれ? な感覚。
本来は お寺さん主導なんじゃないのかな。

これを おねえさんに素朴に質問してみたら
このパターンはよくあるよ、 と前置きをし
「お寺さんは 火葬許可証もらうのに 役所に走ったりしないからね」 と。
なるほど。
考えてみると
葬儀社で 元々お寺だというのは聞いたことがないのだな。
死は誰にも平等に訪れる。
なので いずれは遭遇するだろう、 とは思っていたが
今回 初の極道葬儀。
私は通常 彼らのことを極道と呼んでいるが
文書では暴力団、 会話ではヤクザという呼び方の方が一般的かも。


宗派は浄土真宗。
おねえさんはKMさんとNOさん。
葬儀を通して
献茶の立場で 気を使わねばならない人物というのがいる。
もちろん喪主さんも
親族さんも
会葬に来られた方も
みんなみ~んな大切に扱うべき相手なのだが
ここでは あえて
「お寺さん」 と 「受付さん」 を列記しよう。


「お寺さん」 は 檀家さんかそうでないかによって
喪家さんの感覚が 随分違うので
今回は省略。

ええ、 タイトル通り 「受付さん」 について物申してみよう。
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【献茶婦は見た!
 お葬式の内緒ばなし】
画・構成:木月けいこ
原案:にわ晃子
出版社:新書館
税込840円
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プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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