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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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その日、 私の体は最悪な状態だった。
数日前にやってしまったぎっくり腰と
一晩寝たら良くなってるはずが
更に悪化して くしゃみ鼻水咳発熱フルコースの風邪と。


ぎっくりは 仕事中のものではなく
思い立って通い始めた
自動二輪(中型/AT限定)の教習中の出来事で
風邪も 薄着で夜桜を観に行ったせい。


ぎっくりは 4度目だし 動けない状態でもないのがわかる。
熱も8度までは 届いていない。
鼻呼吸不可な鼻炎と
腹筋縦割りコースな咳。
それぞれ単体では極致ではないけれど
これらに同時に責められると
私の貧弱なボキャブラリーでは 【最悪】としか思いつかない。


ふらふらと出かける用意をしながら
ふと 思ってしまった。

倒れちゃおっかなー
献茶の仕事を始めてから 一年が経過。
長かったとか 早かったとか そういう感慨は特になく。


まずはフィジカル面での変化。
私、 細いんですよ、 体が。
贅肉がほとんどなさそうなのに
太もも上部にセルライトっぽいモノを見つけたのは
仕事を始める前の秋。
それが 仕事を始めてすぐに 消えた。
凄いー。
当時 よく行っていたH区ホールの階段が効いたんだろうなあ。
あと それまでは 移動といえば車だったのが
電車を使うようになったからではなかろうかと。
下半身のセルライトを撲滅したいアナタ、 お薦めですわよ。



その日の宗派は浄土真宗。
おねえさんは MIさんとNKさん。
二人とも 「大おねえさん」 とカテゴライズされる方々である。


そういえば この組合せは初めて。
一人は なごやかな雰囲気で 親切というよりお人よし、 といった雰囲気。
一人は マイペースでちっとも面倒見も良くないけれど 何故か下の者に頼られるタイプ。
タイプは違っても 私にとっては二人とも 大好きなおねえさん。


・・・なのだが 仕事が始まると程なく
何故 この組合せが今までなかったのかがわかった。
いわゆる犬猿の仲なのだな、 この二人。




宗派は臨済宗
おねえさんは YさんとMさん。


その日 空回りしていたのは 私だけじゃなかったのかもしれない。
私が出たのは10:30始まりの告別式で 献茶は3人。
12:30 始まり、 献茶3人の式も控えていて
更に 安置室にも仏様が一体。
安置室では ご遺族がずっと付き添っていらした。
更に 私が出た臨済宗の式は お寺さんが3人、
うち一人は 初七日まで会館に残る予定。
会館の人口密度は とてもとても高かった。
献茶クラブで人数が賄えない場合、 他の献茶クラブから献茶婦を借りる。
これがヘルプ。
ヘルプに行ったら 「ヘルプでーす」 なんて顔はせずに、
というのが建前なのだが まぁ バレバレである。
そこをあえて突っ込まないのは大人のルール。


先日 初めてヘルプに行った。
当然 献茶クラブも葬儀社も初めてのところ。
ボスママは よほど気分の悪い思い出があるのか
「あれこれ聞かれても うちの話はせんとってね」 と
ことある毎に釘をさす。
私は人の噂話にはノリが悪く、 適当にかわせるだろう、 とタカをくくっていた。
コミックエッセイ
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【献茶婦は見た!
 お葬式の内緒ばなし】
画・構成:木月けいこ
原案:にわ晃子
出版社:新書館
税込840円
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プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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