忍者ブログ
献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
[138]  [137]  [136]  [135]  [134]  [133]  [132]  [131]  [130]  [129]  [128
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

出棺前、 お棺のふたを閉める前のお別れで
よく聞く言葉 「ええとこ行きや」。

関西弁のこの言葉が好きで。

生命の終わりは旅立ちに比喩されることも多く
実際 実在した人がいなくなるという事実は
旅立つというこじつけでもって
残された人が納得するのも
理解できる。

日本では 葬儀で
故人さまの復活を願う意義はない・・・と思う。

日本の葬儀は 宗派に関わらず
「お別れの儀」の意味が強い。

会えなくなっても
話ができなくても
現世ではないところでも
故人さまが 安らかに 穏やかに、と 願って言う。

「ええとこ行きや」

そして
「待っててや、あとで必ず行くからな」 と 続く。

故人さまが
「ええとこ」に行くための導きとして
お経をあげたいと思うのだろうな、 と
【葬式仏教】という言葉に対して いつも思う。

無宗教の儀でも 「ええとこ行きや」の精神は感じるけどね。
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
コミックエッセイ
発売中
【献茶婦は見た!
 お葬式の内緒ばなし】
画・構成:木月けいこ
原案:にわ晃子
出版社:新書館
税込840円
ブックマーク
ブログ内検索
PR
プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
メールフォーム
Twitter

忍者ブログ[PR]