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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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私が出た式のことではありません。
おねえさんの一人から聞いた話。


その式に故人さんの写真はなかったそうな。
家族だけの小規模な式で
献茶婦は そのおねえさん、 Nさん一人。
焼香の案内だけなので 司会者もつかなかったとのこと。


位牌は式当日に お寺さんが
戒名 あるいは 法名(浄土真宗)を書いたものを預かるのが一般的で
その日も 式当日にお寺さんから位牌をNさんは受取った。
宗派は浄土真宗、
おねえさんはMさん KNさん ODさん。


親族さんの間を行き来していると
聞くつもりなくても 会話を聞いてしまうことがある。


年の頃は 70代ちょい手前な女性一人と男性二人が談笑していた。
私がそこを通りかかった時、
女性が さも驚いた口調で

「じゃ ナニかい、 あんたたち二人とも同じバースデー?」


葬儀というのは 一般的に親戚一同大集合な場である。
大人たちは大集合の理由を理解しているけれど
子ども達は 理由を理解できる年齢でも
久しぶりに従兄弟達に会うと
頭の中が一気に盆暮れ正月に飛んでしまう場合が多い。


仕方ないよなー。
私自身、 高校一年の祖母の告別式では
しんみりしたのは出棺の時だけで
後は やはり盆暮れ正月。
大学生になってからの伯父の法事なんて ただの宴会だったし。
社会人になってからの祖父の法要で
ようやく趣旨通りの振舞いができたような気がする。
その昔、 関西ローカルで『突然ガバチョ』という
番組があった。
おそらく私の世代で当時関西にいた人間は
かなりの割合で見ていただろう。


その中に『TVにらめっこ』というコーナーがあった。

噴飯ネタが読み上げられる中
スタジオ参加者は笑いをこらえなければならず
耐え切れず噴いてしまったら
ブーメランパンツ姿の無表情なマッチョマンが数人で
該当者を抱え上げ
スタジオ外へと退場させる、 というルールだった。


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先日 友人が通夜に出かける前に
簡単に弔事マナーについて聞きたい、 と 連絡があった。
聞くと 昔 お世話になった方が亡くなったとのこと。
50代で突然死、 現役の商売人、 ちょい不良・・・規模は大きそうな予感。
通夜の様子の報告を頼んでおいた。


予想通り 規模は大きかったようだ。
人数の確認は出来なかったけれど (当然だろう)
通夜振る舞いの寿司桶は 40個だと聞きかじったとのこと。
献茶婦は8人。
6人は六星占術のあのヒトと同年代、 2人は少し若め
でかいなあー。
コミックエッセイ
発売中
【献茶婦は見た!
 お葬式の内緒ばなし】
画・構成:木月けいこ
原案:にわ晃子
出版社:新書館
税込840円
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プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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