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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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宗派は浄土真宗、
おねえさんはMさん KNさん ODさん。


親族さんの間を行き来していると
聞くつもりなくても 会話を聞いてしまうことがある。


年の頃は 70代ちょい手前な女性一人と男性二人が談笑していた。
私がそこを通りかかった時、
女性が さも驚いた口調で

「じゃ ナニかい、 あんたたち二人とも同じバースデー?」





強烈な違和感が。


同じバースデーということは この二人は双子なのか?
いや 似てない。
双子といっても 二卵性ならどってことないけれど
双子という前提なら
誕生日が同じなのは当然なので
わざわざ親族控室で驚いて口にするわけはないだろう。

じゃ この二人は偶然に同じ誕生日、 ということ?
・・・だったら この年代なら、 いや 私の年代でも
"誕生日" という言葉を使うよなあ。

そう、 違和感の元はバースデーという言葉。
でも バースデーと言った。
確かに言った。


頭の中が バースデーという言葉ですっかり乱されてしまった。
こうなったら その真意を確かめるしかない。


「ええ、 そうですねん」 と
一人の男性が明るく答えた。



しばらく神経を集中して会話を聞いて
わかった。




さっきの女性の発言は、
とどのつまりは

「同じバスで?」

・・・ということだった。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・
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うっ
ええオチでした
ちーさん 2007/06/14(Thu)22:39:13 編集
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にわ晃子(acco)
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非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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