忍者ブログ
献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
[76]  [74]  [73]  [72]  [71]  [70]  [67]  [69]  [68]  [66]  [65
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

宗派は真言宗、
おねえさんはYさん。
H区ホールにて。


導師さんを呼ぶ時、
私達は通常 単に 「先生」 と呼ぶか
お寺の名前に 「さん」 を付けて呼ぶ。
つまりは 個人の名前を知らないのだな。


この日のお寺さん、
何度も顔を合わしているのだが
小学校の2年3年で同じクラスだった男の子に
とてもとてもよく似ていると
初めて顔を見た時から思っていた。


こういうのって気にならない?
確率の高い低いに関わらず。

私は そのお寺さんを拝見する度に
真相を確かめたい衝動と闘ってきた。
闘わなくてもいいのはわかってるけど。

同年代だろうけれどなー。
だいたい あのイデタチは
少々若くても老けていても 年齢不詳になってしまうし。

人の年齢なんて
自分のも含めて どっちでもいいと思っているので
年齢あては 極めて苦手なのよね。


気になると 言うなら訊けよ ホトトギス


こんなコト、 合ってても違っていても
誰も痛手は負わないし
私がすっきりする分だけ メリットはあるわけで。


式の後 タイミングを見計らって
先生が小学校の同級生にとてもよく似てる、 と
水を向けてみた。


にこやかな雰囲気はあまりなく
どちらかといえば 静かで重々しさが漂う方なのだが
少し表情が和らいだ。


先生 「そうですか」

私 「ええ、 あの子が大人になったら
こんな感じかな、 と思うくらい似てますよ」

先生 「・・・失礼ですが おいくつですか?」

私 「○年の早生まれです」
年齢カウントは実は数え直さないと答えられないので
生まれ年で表現するのが常


先生 「えっ・・・私は同じく○年の3月ですよ」


---しばし間があく---

この間に 私の頭の中は

えぇ? 同じ学年だったってことは
まじでまじでまじでビンゴ?
一緒に自転車で図書館に行ったこととか
覚えてたりする?
だけど こんなとこで会うなんて
ひょっとして運命?
運命て何の運命だかは不明

・・・そんなコトでいっぱいになっていた。



先生 「どっ・・・どちらの出身ですか?」

私 「(阪神間の某市)です」

先生 「あぁ・・・私は(本州よりもっと西エリア)です。
ちょっとびっくりしました」


ちょっとした盛り上がりを見せた後
真相解明。
真相って 黒か白かだけなんだけど。



だけど びっくりしたなー。
こんなどきどきも またいみじ。
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
コミックエッセイ
発売中
【献茶婦は見た!
 お葬式の内緒ばなし】
画・構成:木月けいこ
原案:にわ晃子
出版社:新書館
税込840円
ブックマーク
ブログ内検索
PR
プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
メールフォーム
Twitter

忍者ブログ[PR]