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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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私が出た式ではないのだけど。


街で指差し (●●家告別式場△会館☆☆葬儀社、 等 表示してある捨て看板 その場所を示すベクトルに指が使われていることが多い) を見つけると
つい見てしまうのだが
その日 見つけたものには 『○○家密葬式場 ※※寺』 との表示が。
同じ指差しは近隣にいくつもあり、
その※※寺の正門には 仰々しい木の看板も出ていた。


密葬、 という言葉は
内密に行われる葬儀、 というイメージではないだろうか。
少なくとも私はそう思っていた。
家族葬も密葬も 呼び方が違うだけで 規模としては似たようなモノではないか、 と。
先日出た告別式は 会場Mにて『無宗教』 。
私は初めて。
おねえさんのNOさんも 初めてとのこと。
無宗教葬儀は 故人の希望だったそうな。






日本の昔話。
ご馳走の席に呼ばれたものの 作法を知らない村人達は
長者の真似をして食事をしよう、 ということに。
食事中、 芋の煮っころがしを上手につかめず ころりと転がしてしまった長者を真似て
村人全員が いっせいに芋を転がした、 という物語。

通夜や告別式が始まる前、
「あのー、 焼香は何回やればいいんですか」 と
不安げに こそっと尋ねてくる方は結構いる。





あるおねえさんが言った。

この仕事って
旅行や病気で休んでも仕事溜まってへんし
日々 場所も担当者も献茶仲間も宗派もお客さんも違うから
退屈もしないし マンネリもないし
例えば イヤな人がいたとしても
通夜と当日(告別式)の二日やり過ごせばいいだけやし。
ええ仕事よねぇ。

激しく同意。
「ええ仕事」 だと思う要因は 他にもあるけれど。


なのに私の後に入ってきた新人さんは
ほとんど見習い期間中に辞めてしまっている。
半年経過した中で 残っているのは一人だけ。
そういえば おねえさんの中で1年以内の先輩は2人しかいない。
定着率が悪い、 ということだな。
葬儀を通して
献茶の立場で 気を使わねばならない人物というのがいる。
もちろん喪主さんも
親族さんも
会葬に来られた方も
みんなみ~んな大切に扱うべき相手なのだが
ここでは あえて
「お寺さん」 と 「受付さん」 を列記しよう。


「お寺さん」 は 檀家さんかそうでないかによって
喪家さんの感覚が 随分違うので
今回は省略。

ええ、 タイトル通り 「受付さん」 について物申してみよう。
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【献茶婦は見た!
 お葬式の内緒ばなし】
画・構成:木月けいこ
原案:にわ晃子
出版社:新書館
税込840円
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プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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