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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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振り返り作業中。

通夜2回転という記事を書いていた。


なんだかんだと仕事で覚えたことを
初々しく書いているのだけど
タイトルの 『通夜2回転』の根拠が
まったくわからん記事で。


今さらながら解説。

忘れもしない、 あれは創価学会の通夜。
全員でお経をよむスタイルは 生まれて初めての光景で
ちょっとびっくり。


通夜式が一通り終わり、
導師様たちが下がられてから、
司会の女性が

「学会さんにしては (参列の人が)少なすぎるんちゃう?」 と言った。

私もそう思ってた、 と おねえさんのYさん。


当時の私は 言葉の意味はわかっても
話の内容は理解できない状態。


皆様を通夜振舞いの席に案内し、
式場のイスなどを整えていると
受付付近がにぎやかになった。
見ると 一個連隊が。


「お客さん 案内して!」 とおねえさんに言われ、
誰をどこに案内するのかわからず 固まっていたっけ。


その日、 学会さんの会合があったそうで、
それに出席していた人たちが
遅れてお参りにいらしたということらしい。



司会者があわてて式場入りし・・・あとは
何がどうなったかわからないけれど
気付いた時には
再び お経の声が響き 2回目の通夜式が。

1回目より人数が多かった・・・。


帰宅が予想より大幅に遅れたので
通夜というのは こんなにも時間のかかるものなのか、 と
仕事を続ける気持ちがぐらついたのは
今だから言う本音。



これが 『通夜2回転』の真相。


ーーーーー


家族葬、 という言葉が一般的になってからもしばらく、
創価学会さんの家族葬は
なかなか成立しなかった。

学会さんのお葬儀は、 友人葬という形式をとるので
地域の信者さんが数多く来られることが多いのだな。
家族葬なのに友人葬、というそもそもの言葉の矛盾をつつくのはなしで


ご親族7人の家族葬、
通夜料理なし、 精進あげ5セット、
供養品なし 初七日あり
献茶婦一人


・・・こんな連絡票があっても
宗派に創価学会、 と書いてあると
喪家さんも予定なく
100人超えの参列があることも多々。


最近になって 本当に家族葬であるのが増えてきた。


もちろんこれは 良い悪い云々の話ではない。
学会さんに限らず、
葬儀というものに対して
世間の意識が急激に変わってきたということ。


これからも どう変わっていくだろう。
業界の人は よめているはず。
自覚だけが ついてこない業者が
まだまだ残っているだけで。
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原案:にわ晃子
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非公開
職業:
献茶婦
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