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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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祖母が亡くなった。四捨五入すると百歳。
彼女と縁の深い親族は 先に逝ってしまっているか
相当の齢(よわい)なのは当然で
知らせることによって 無理してお越しいただくのも
縁の浅い代理をたてられるのも 心苦しいものがあり
まだまだ年始ムードの濃い時期と相まって
事後報告を決意して家族葬を選択。

祖母が自分のことを判断できなくなって以来
彼女の保護者は私だった。
なので 今回 喪主が私なのも自然な流れ。

喪主兼献茶婦。
家族葬だし 大丈夫でしょ、と思ったものの
実際には はらほろひれはれで、
このあたりのことは 3月出版予定のコミックエッセイ
【献茶婦の内緒話】の中のコラムで触れることができれば、と
編集さんに何の相談もなく勝手に想定していたりして。
追記:本ではなく こちらのブログに書いていきます☆

写真は告別式の朝。
何をしているのか 献茶さんならわかるはず。
葬儀業界以外の方には 何をしているのか
きっと想像できないだろうなあ。


答えは「香鉢の掃除」。

灰の上に火のついた炭を置き その上にぱらぱらと抹香をまくのが「お焼香」。
炭や焼香の燃え残りを取り除き 灰を綺麗にして次の式に臨むための掃除。

少年が手に持っているのは「茶こし」。
これで黒いつぶつぶした燃え残りを取り除く。
砂遊び感覚で面白がってやっているのがこの写真。

下においているのは 水の入った紙コップ。
献茶道具で言う 火消しセットというのは
紙コップ(牛乳の紙パックがベスト)+茶こしのこと。

黒い服はもちろん私。
祖母の葬儀は和装で、と思っていたのだけど
朝早い式でくじけたわ。
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コミックエッセイ
発売中
【献茶婦は見た!
 お葬式の内緒ばなし】
画・構成:木月けいこ
原案:にわ晃子
出版社:新書館
税込840円
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HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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