忍者ブログ
献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
[83]  [82]  [81]  [80]  [79]  [78]  [77]  [76]  [74]  [73]  [72
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

大阪で仕事をすると

おもろいおっさんや
たまらんおばちゃんに よく遭遇する。



その日、 宗派は創価学会・友人葬。
おねえさんはIさん。
N区会館にて。


だいたい葬儀というのは
家族を失った悲しみや混乱の中 行われるわけで、
施行担当者が説明したことが
言葉通りに伝わっていなかったり、 がよくある。



その喪主さんは
なんというか・・・話が伝わっているのかどうかが常に不安で
ネタとしてボケているのか 真剣なのか
笑っちゃっていいのか まずいのか
そのままノっちゃっていいのか どうなのか
どうにもつかみようがなく、
生前の藤山寛美さんを思わせる感覚だった。

いや もちろん寛美さんと話したことはないけれど



飲み物を追加しようと確認すると
一人の呑み助の話が延々続いたり

式前の説明を 控え室でやって欲しい、 とか

式の15分前になって
「受付の方は いつ来てくれるんですか」 と 言い出して
スタッフ全員でのけぞったり
葬儀受付は 喪家さんの手配が原則
この式は お香典を受け取っていた=スタッフは金銭授受に手出ししない



斎場から戻って来られてすぐ
「あの饅頭、 美味かったで」 と
通夜で出した 葬儀社オリジナル饅頭をおほめいただいたり


なんだかんだで無事終わったわけで。

その場では 全員が喪主さんに振り回された感があったのだけど
思い返してみると
なーんとなく あの場面 この場面で
にやり、 が そこここに。


それよりも何よりも
人に正確に 何かを伝えるというのは やはり難しく
それを 伝わったかどうかを 確認するのも
さらに難しいと 実感する式だったような。
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
コミックエッセイ
発売中
【献茶婦は見た!
 お葬式の内緒ばなし】
画・構成:木月けいこ
原案:にわ晃子
出版社:新書館
税込840円
ブックマーク
ブログ内検索
PR
プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
メールフォーム
Twitter

忍者ブログ[PR]