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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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死は誰にも平等に訪れる。
なので いずれは遭遇するだろう、 とは思っていたが
今回 初の極道葬儀。
私は通常 彼らのことを極道と呼んでいるが
文書では暴力団、 会話ではヤクザという呼び方の方が一般的かも。


宗派は浄土真宗。
おねえさんはKMさんとNOさん。

一人のおねえさんは 偶然 少し前にも
別エリアで 極道の葬儀に出ていた。
「今回は 前よりちょっと山の手っぽい」 とのこと。


ん、 現場に入った瞬間から空気が違う。
まるまるステレオタイプな雰囲気。
何が こんな雰囲気を作るんだろう、 と
素朴に観察していたのだけど
完璧な男社会であることと
若い衆の 普通ではあり得ない甲斐甲斐しさ故だろう、 と
私はひそかに納得した。


前に スキンヘッド率の高い親族さんについて書いたが
今回は それを上回ってたわ。
この暑い季節、
スーツのジャケットを脱ぐ姿は
外ではいつもの風景だけど
こちらの方々は ほとんどの方の白シャツに
地模様が 透けていた。
・・・てか、 こんなに暑いのに出棺までにジャケットを脱いだ方は
ほとんどいなかったのだが (親族以外はほとんど外)。
そして・・・あー、 どう表現すればいいだろう、
かつて 外傷を負った方が多かった。


「兄貴」 「おじ貴」 「姐さん」 との呼称が多いのに
必ずしも親族ではないのは 難しかった。
実際 純粋な親族さんだけでも多い喪家さんではあったのだけどね。


若い衆もよく動くが 女性達もよく動く。
通夜振舞いの料理は 女性達が総出で作り
振舞うのも女性達。
会葬者が多く、
ほとんどの方が通夜式の後も残ったので
私たちも配膳を手伝ったのだが
これに関しては 真の意味で 「手伝った」 だけである。


映画やドラマで出てきそうな場面も何度も目にしたし
なかなか緊張感があったなあ。


葬儀はね、 一般的な浄土真宗で
何ら 特色はなかったわ。
強いて言えば 会葬者の多くが
供養品を受取らなかったことかな。
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にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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