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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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まず我が家のことを。
詳細は避けるが 我が家の宗派は禅宗の一派である。
宗派を強く意識したのは 近しい者が亡くなった時で
それまで私は 直系の身内の葬儀を経験したことがなかった。
盆時期にお寺さんが来られてはいたが 特に意識はしていなかった。
父方にまつわる法事は 本家のある地方で
本家が仕切って行っていた。

初詣には 近所の氏神様にお参りをし
えべっさんでは笹を求め 厄年には厄神さんへ。
子ども時代は七五三で千歳飴、 地蔵盆では駄菓子、
誕生日とクリスマスにはケーキを。
おそらく今の日本では 最も一般的な宗教観を持つ日本人だろう。

捻りとして、
母は 長年ミッション系の学校にいたせいか 思想がカトリックで
家族に怪我人や病人が出た時には 数珠ではなくクロスを握って祈っていた。
私は 大学だけキリスト教学が必須教科な学校だったがそれだけだ。
聖書は 読み物として好きではあるが。

その葬儀は神式だった。
おねえさんはKSさん。 K市Hにて。

式の最中、 御斎主様の口から 「八百万の神」 と いう言葉が数度出てきた。
御斎主様、 という呼び方、 『御』 と 『様』 が重複するのは 日本語としては正しいのか疑問。
式典の最高権威者の尊称として当然なのか
それとも 「ここまで丁寧なら間違いない」ノリなのか。
『御導師様』 もしかり。
お足元のお悪い中 皆々様方の御心のこもった云々・・・は しつこいっちゅーねん!くどいと感じる方なので

そこで 先述のような 我が家と私をとりまく宗教観をふと思ったわけで。


日本人は 生まれると神社にお宮参りをし、
七五三では神様のもとで成長を祝うのに
死ぬ時は仏式が多い。
年間行事は 神事にまつわることの方が圧倒的に多いのに
何故 家の宗派や墓だとか、 そんな話になると仏教が多数派になるのだろう。
何故 こんなにも 神事が根付いているのに
死にまつわる時にだけ 仏教が強大な力を持つのだろう。

きっと 神事は生きている前提の生活で根付いているのに対し
仏教では 死後のことが明確に語られるからだろう。
今年の米の出来が不安、 だけど 死んだ後 近しい人や自分がどうなるかも不安。
節操がないのではなく それぞれの場所で棲み分けされているのだ。
・・・と やや強引に自己完結。


少し前、 雨ばかり降っていた時期、 とある自宅葬に出た。
宗派は 浄土真宗。
懇意な檀家さんらしく お寺さんは家族全員と親しげ。
ただし玄関には厄除けの札と矢、 台所には神棚、
居間には満面の笑みのえべっさんがのった熊手と笹が。
そのどれも 半紙で目隠しがされていた。
へぇ、 やっぱり隠すんだわ、 と 不思議な気分で私はそれらを眺めていた。
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こんばんは
そうでうね いろんな宗教が混ざり合わさっているのが日本人の宗教です
 仏教、神道、キリスト教だけにこだわることなく、日常生活の上で道徳を説く儒教なんかも入り込んできていますね それを認めることができる日本人が日本文化が素晴らしいのだと私は思っています
宗教や信条のちがいで戦争という殺戮を繰り返している国々がありますが、それほどに強固な宗教観を持つことが果たして必要なのか私には疑問です

葬式仏教の話はいろんなことがありますから、また私のブログの中に折を見て書いていきます
たまにはのぞきに来てください

ところで、その私の会社のメンバーのブログにこのブログをお気に入り登録させてもらいたいのですがいかがでしょうか

よろしければお返事下さい
2006/08/22(Tue)22:24:40 編集
Re:こんばんは
森羅万象 八百万の神。
得の高い神様も 出来の悪い神様も受入れる日本文化は
懐が深いですね。

このブログは制限なくオープンにしておりますので
どうぞご随意に。
お申し出は 嬉しく思います。

ブログ、 楽しみに拝見してますよー。

acco
【2006/08/23 23:22】
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にわ晃子(acco)
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非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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