忍者ブログ
献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
[119]  [117]  [116]  [115]  [113]  [112]  [111]  [110]  [109]  [108]  [107
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

葬儀関係の仕事をしている、 ということで
一番 よく質問されるのが
葬儀代金、 お布施、 香典など
お金に関すること。


香典について。


多すぎても少なすぎても 大人として恥ずかしい、
という感覚が根強いのだろうねえ。


お金を包む、 というケースは
対極にあるのが結婚のお祝なので
香典の 『相場』と言われる金額が
なんとなく 低すぎるような気がして
「こんなんでいいのん?」 と思ってしまうらしい。



つきあいの度合いや地方、
あるいは 職場のしきたり等、
いろんなケースがあるのだけど
基本は一つ。

『御香典』というのは 別の言い方で『御香料』、
つまりは 線香や抹香を持参する代わりなので
金額は 哀悼の深さをあらわす杓子ではない、 ということ。



キリスト教の『御花料』、
神式の『御玉串料』『御榊料』も 意図は同じ。
お焼香の代わりに
キリスト教では お花を、
神式では 玉串(榊にしめ縄の紙がついたもの)を
故人さまに捧げる



表書きに ご霊前、 ご仏前、 いろいろあるけれど
これが喪家さまの宗派の呼び方と違っているからといって
それが恥にはならないので
あまり気にしなくても。


不祝儀袋に関して
薄墨等、 一応マナー的なものはあるけれど、
金額、 住所、 氏名、 を 読みやすい字で書くのが
集計する人は 一番助かるのではないかと。



通夜と告別式と両方出席する場合、
お香典は どちらかの日に渡せばOK。


えーと、 不祝儀袋を包む袱紗(ふくさ)、
きちんと持ってらっしゃる人の方が 少なかったりして。
風流なアイテムなので 個人的には好きなんだけど。


ーーーーー


そして、 最近の主流である『香典辞退』。
私の出る式で半数以上が 該当。


参列に来られる人への気遣いと、
満中陰 (49日)の後の『香典返し』を省略する意図が。


他の地方は知らないけれど、
阪神間では 香典をいただいた場合、
満中陰 (49日)の後
挨拶状と共に 香典返しをする風習があるのですよ。
(告別式の当日に即日返し、 というやり方もある)


・・・こんなとこでしょうか。

葬儀のしきたりは、 地方色豊かなので
実行は自己責任で・・・
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
コミックエッセイ
発売中
【献茶婦は見た!
 お葬式の内緒ばなし】
画・構成:木月けいこ
原案:にわ晃子
出版社:新書館
税込840円
ブックマーク
ブログ内検索
PR
プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
メールフォーム
Twitter

忍者ブログ[PR]