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献茶婦とは葬儀・法事等を手伝う専門職です
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世の中に立ち仕事と呼ばれる職種は多い。
献茶の仕事もその一つ・・・だなんてことは 知らなかった。


献茶婦として仕事を始めた当初、
最もきつかったのは足。
具体的には足の指の付根から 土踏まずまでの一帯。


その昔、 ヒールを履かねば女が廃る、 と 豪語していた私。
最初に仕事用に購入したのは
靴売り場のビジネスコーナーに陳列してあった
合皮のシンプルなパンプスだった。
仕事で履くモノだし これでいいでしょ、 てな感じで。
葬儀というのは 一般的に親戚一同大集合な場である。
大人たちは大集合の理由を理解しているけれど
子ども達は 理由を理解できる年齢でも
久しぶりに従兄弟達に会うと
頭の中が一気に盆暮れ正月に飛んでしまう場合が多い。


仕方ないよなー。
私自身、 高校一年の祖母の告別式では
しんみりしたのは出棺の時だけで
後は やはり盆暮れ正月。
大学生になってからの伯父の法事なんて ただの宴会だったし。
社会人になってからの祖父の法要で
ようやく趣旨通りの振舞いができたような気がする。
宗派は曹洞宗、
おねえさんは Iさん Yさん SYさん。
N区会館にて。


通夜式では一人だったお寺さんが
告別式では二人来られることになった。


告別式は滞りなく終わり、 出棺の前、
控え室にいる導師さんに声をかけにいくと
「お食事は出るんですかね」 と 尋ねられた。

お寺さんの食事について 私が何も聞いていない、 ということは
用意がない、 と思って良い。
ただ、 この導師さんの質問は
YES 以外はあり得ない、 というニュアンスがあり
質問というよりは “確認” だった。
その日、 私の体は最悪な状態だった。
数日前にやってしまったぎっくり腰と
一晩寝たら良くなってるはずが
更に悪化して くしゃみ鼻水咳発熱フルコースの風邪と。


ぎっくりは 仕事中のものではなく
思い立って通い始めた
自動二輪(中型/AT限定)の教習中の出来事で
風邪も 薄着で夜桜を観に行ったせい。


ぎっくりは 4度目だし 動けない状態でもないのがわかる。
熱も8度までは 届いていない。
鼻呼吸不可な鼻炎と
腹筋縦割りコースな咳。
それぞれ単体では極致ではないけれど
これらに同時に責められると
私の貧弱なボキャブラリーでは 【最悪】としか思いつかない。


ふらふらと出かける用意をしながら
ふと 思ってしまった。

倒れちゃおっかなー
その昔、 関西ローカルで『突然ガバチョ』という
番組があった。
おそらく私の世代で当時関西にいた人間は
かなりの割合で見ていただろう。


その中に『TVにらめっこ』というコーナーがあった。

噴飯ネタが読み上げられる中
スタジオ参加者は笑いをこらえなければならず
耐え切れず噴いてしまったら
ブーメランパンツ姿の無表情なマッチョマンが数人で
該当者を抱え上げ
スタジオ外へと退場させる、 というルールだった。


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画・構成:木月けいこ
原案:にわ晃子
出版社:新書館
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プロフィール
HN:
にわ晃子(acco)
性別:
非公開
職業:
献茶婦
自己紹介:
阪神間で動き回っています。
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